自己責任とは、全てを自分一人で抱え込むということと全く違うもの。
自分の中に起きていることに責任をもっていくということ。
外側で起きることのほとんどが自分の力では何ともできないこと。
自分が思った通りになることなんて奇跡としか言いようがない。
世界は極で成り立っているのだから、目の前には同じ分量のネガティブとポジティブが、善と悪が、白と黒が存在している。
その世界の中に存在している「自分」として、今何を感じ、何を思い、そのときにどうしたいか、を常に自分に問いかけることこそが自己責任。
誰かのせいにしないのは当然だけど、誰かとの関係の中で起こっている自分がいるのなら、その自分を表現する。
嫌だったら、我慢しないで付き合わない、嫌いだと感じたら、素直に嫌う。
本当にやりたいことなら、生産的でなく、有益でなくても、自分にさせてあげる。
楽しい時は楽しむ、嬉しい時は喜ぶ、悲しいときは泣く、苦しい時は立ち止まる、頭にきた時は怒る。
今の自分の感じていることを素直に表現できる生き方こそが自己責任の生き方。
誰かの責任を取ろうとしたり、誰かに責任を預けたりして生きてきてしまった今。
自分では責任を負えないことは、全てその責任を負うべき人に還し、今まで責任を取ってこなかった自分の感情の責任を受け止めていこう。
自己責任は、人にとやかく言われることでもなければ、自分だけが何でも抱え込むことでもない。