ルビーYGリング(^_−)−☆
久しぶりに実物を写しきれない、撮影の難しいルビーでした。
写真では伝わらないとっても個性的なエネルギーを放つ石で、それを写そうと頑張りましたが、写真には収まらない自由さに翻弄されるばかりでした( ^ω^ )
宝石も人間と同じで、ひとつひとつ個性があり、どれひとつとして同じものがありません。
似ているものはあっても同じではない。
近年の日本は、個性を重視するよりも、「みんな一緒」を優先させてきたように思います。
みんなで力を合わせて、何かを成し遂げようとするとき、個性よりも和を重視した方が都合のいい場面もあります。
高度成長期の日本はまさにその「和」が求められ、強烈な個性を放つリーダーのもと、みんなで同じ方向に向かって努力することでそれを成し遂げてきたと言ってもいいでしょう。
それが日本をこれだけ豊かな国に作り上げた成功体験であることは言うまでもありません。
それはとっても素晴らしいことだと思います。
でも、その弊害が、多くの人の個性が蔑ろにされてきたということ。
個性を伸ばすよりも、平均的な考え方、能力を身につけることが良しとされる教育の中で、不本意ながら自らの個性を封印してしまう。
場合にによっては、愛すべき個性を、自分の弱点や、忌み嫌うべき要素として評価してしまうなんていうことさえ起きてしまいます。
以前はそれでも良かった。
でも、「社会に適応抵抗するためには仕方がない」では済まなくなっているのが今の時代。
「個性を殺すことは自分を殺すこと」ということが顕著に現れてくる時代と言ってもいいのではないでしょうか。
個性を殺して社会に適応する時代から、自分の個性を表現することで社会とつながる時代への変化はもう止められないと思います。
愛すべき自分の個性。
それは、これまで培ってきた意識の中ではノーマークだったり、マイナスポイントのところなのかもしれません。
しかし、その本来の自分の個性に気付き受け入れ、愛すことができたら、自分を殺してでも社会に受け入れてもらう存在としてではなく、社会から愛され、受け入れられている存在として生きることができるようになるんだと思います。
宝石も全部が一緒だったら、その存在価値を失うでしょう。
ひとつひとつの個性が、あの美しさを生み、魅力が深まり、価値を高めています。
私たち人間も、自分の個性を輝かせることで、自分の美しさを表現し、魅力を振りまき、価値を分かち合っていけるんだと思います。
このルビーリングのオーナーさまは、硬いお仕事に就いていて、社会に適応したきちんとした素晴らしい方です。
ここに至るまで、どれだけ自分の個性を殺して隠してきたことでしょう。
ただ、内に秘めた強烈な個性は隠しきれません( ^ω^ )
まだまだ表現しきれていない個性、自分でも気付いていない愛すべき自分の姿を、このルビーが思い出させてくれることでしょう。
それは、このルビーのように、純粋で可愛らしく、活動的で好奇心旺盛、繊細でありながら大胆なエネルギーなのでしょう。
そのエネルギーをまとった彼女がどんな風に変化していくのかが楽しみです(^_−)−☆