「ガーネット」という宝石。
「ガーネット」というと「ざくろ石」という和名から連想される赤紫色のものをイメージする方が多いと思います。
日本でも人気だったガーネットですが、ざくろ石として流通していたものが、比較的安価なアルマンダイトガーネットが多かったため、ガーネット=安い石というイメージがあったりもします。
ガーネットは、複数のグループの総称で、一口に「ガーネット」と言っても、その色、性質、希少性、価値が全く違います。
だから、宝石マニア以外の方にはとてもわかりにくい宝石のひとつです。
同じように見えても全く違った石だったり、全く違った石に見えても同じ仲間だったり。
ガーネットを手にする際は、十分な知識と経験を持った方にアドバイスしてもらうことをお勧めします。
デマントイドガーネット
そのグループの中で特に希少で効果取引されている石がデマントイドガーネットです。
アンドラダイトガーネットの仲間です。
ダイヤモンドのようなガーネットと名付けられた石ですが、その深いグリーンにまばゆく輝く光に魅了されます。
特にロシアウラル地方で産出されるデマントイドガーネットは、色が濃い上に照りが良く、かなり高値で取引されます。
コレクターズアイテムとして流通していることが多い石のため、宝石に興味のある人でも知らなかったりしますが、マニアにとっては垂涎ものです。
グリーンガーネット(ツァボライト)
グロッシュラーライトガーネットの仲間、グリーンガーネットもその美しいグリーンと透明感から人気の石です。
大手メゾンのコレクションでもしばしば使われる石ですが、個体数が少ないため、日本には入荷してこないことがあったりします。
グリーンガーネットの中でも、アフリカケニアのツァボ国立公園の中で採掘されるものが特に美しく、高い評価を受けます。
ツァボライトという別名が付けられ、より希少石として扱われています。
その美しさは、デマントイドガーネットとは違ったエレガントさを持ちます。
グリーンのアクセサリーとしては、エメラルドにも匹敵する存在感を持っているのもこの石の特徴です。
カラーチェンジガーネット
パーロープガーネットとスペサルティンガーネットの混合種、マラヤガーネットの変種であるカラーチェンジガーネット。
アレキサンドライトと同じく、太陽光の下ではグリーン、人工光の下ではレッドを発色する変色性を持ちます。
希少性という観点からいえば、アレキサンドライトを超えるほど珍しい石です。
そのかっこよさは男性にオススメ(^_−)−☆
グループが構成され、そのグループ間の混合種もあり、またその変種があったり、かなり奥の深いガーネット。
宝石の名前で「ガーネット」と聞いて、「ああガーネットね・・・」で終わってしまうのはもったいない。
そのガーネットの成り立ちを知るだけでも面白いストーリーがあるかもしれません。
自分が持っているガーネットや、どこかで「ガーネット」に出会ったら、その石がどんなグループに属するのかを調べてみるのも面白いかもしれません。
ガーネットグループの石たちは、身体的に働きかけるものが多いです。
私も、日常的に重宝しています(^o^)
どんな働きをするのか興味がある方はお問い合わせいただくか、「宝石のエネルギーを感じる会」に足を運んでください(^_−)−☆