エメラルド(^_−)−☆
宝石の王道のひとつ、エメラルドはベリルという鉱物の仲間です。
コランダム同様、様々な色彩のベリルが存在し、その中でも緑色を発色する個体がエメラルドと呼ばれます。
ベリルの中でも特別な存在とされます。
このエメラルド、とても美しい緑色を発色し、高品質のものは美しい輝りがあります。
ただ、エメラルドは、比較的インクルージョン(内包物)やクラック(自然のひび)が多い石です。
「傷のないエメラルドを得ることは、欠点のない人間を探すより難しい」と言われるほどですが、その傷や欠点がその石や人の個性そして魅力だとも言えます。
実際、エメラルドのインクルージョンを、ジョルダン(庭)と呼び、その存在自体を愛でてきた歴史もあります。
人間も、たくさんの経験を経て時には傷つき、完璧ではなく欠点を持つ人の方が愛されるということにもつながっているように思います(^_−)−☆
エメラルドの産地で 最も有名なのがコロンビア。
高品質で美しいエメラルドが採掘されています。
上の写真はコロンビア産エメラルドです。
これでも十分美しいですが、さらに美しいエメラルドを手に入れようとしたら、その価格は、まさに桁違いになってしまうことでしょう(^_−)−☆
コロンビア以外の産地は、ブラジル、ザンビア、ジンバブエ、ロシアなど。
それぞれに特徴が違っています。
ブラジル産エメラルド(^_−)−☆
コロンビアに比べると色が濃く、透明度が低い傾向がありますが、深い緑色がミステリアスで素敵です。
ロシア産エメラルド(^_−)−☆
透明度が高く輝りが強いのが特徴。
私的には、とても美しく軽やかなロシア産に注目しています(≧∇≦)
緑色以外のベリルの仲間には、レッドベリル、イエローベリル、ゴールデンベリル、アクアマリン、などがあります。
レッドベリル(^_−)−☆
エメラルドをも凌ぐ希少性を持つ石で、大粒のものはほとんど存在しません。
アメリカのユタ州にあるワーワー山脈に唯一の鉱山が存在しましたが、今は閉山し、今後その希少性はさらに高まるでしょう。
とてもパワフルで生命力を感じる能動的な石です(≧∇≦)
ゴールデンベリル(^_−)−☆
金色のベリルですが、別名ヘリオドール(太陽からの贈り物)。
古代エジブトでは、神からの贈り物の石、魔法の石として重用されていたようです。
太陽のような色と輝きを持つこの石が、太陽神ラーからの贈り物として扱われていたというのも頷けます。
サンタマリアアクアマリン(^_−)−☆
青いベリル、アクアマリン。
透き通ったような透明感と、鮮やかな輝りが美しいアクアマリン。
その中でも青が濃いものはサンタマリアという名前が付けられます。
古くからお守りとして使われてきました。