常識が変わるとき

写真は、ブラジルのピアウイ州で採れたオパールです(^_−)−☆

 

エチオピアオパールやメキシコオパールのような、火山性オパールのような見た目のオパールですが、実はこれ堆積性オパールなんです!

 

そんなことを言っても「それが何?」という感じだと思いますが、私にとっては衝撃的なことなんです(≧∀≦)

 

オパールという宝石についてはYouTube「宝石チャンネル」で語っていますのでそちらをご覧ください。

 

同じ「オパール」にカテゴライズされる宝石の中には、ブラックオパール、ボールダーオパール、エチオピアオパール、メキシコオパールなど様々なオパールが存在します。

 

宝石の鑑別ではそれらが同じ「オパール」と評価されます。

 

しかし、同じオパールの中には、

 

 ブラックオパール、ボールダーオパール(オーストラリアで採れるオパール) → 堆積性オパール

 

 エチオピアオパール、メキシコオパール → 火山性オパール

 

の2種類が存在し、それらは全く違った性質を持つ宝石です。

 

堆積性オパールは長い時間をかけて様々な物質が堆積し、それが地殻変動などの力学的影響、環境的影響によって作られたオパールです。

 

そして、火山性オパールは、火山活動によって作られるオパールです。

 

火山性オパールは、マグマ由来の火山岩の特徴である多孔性(岩石の中に小さな気泡が存在している)を持っており、その中に水分を含むことにより、あの美しい遊色効果を生み出しています。

 

それに対して堆積性オパールは、ゆっくりと時間をかけて珪素などの物質が堆積した結果として生み出されたオパールで、ギュッと固く詰まった粒子が集まってできた塊です。

 

火山性オパールは水に浸しておくと水を吸って透明になり、乾燥しすぎると水分が失われ破れたりします。

 

堆積性オパールは水に浸してもその性質には影響がなく、乾燥にも強いのが特徴です。

 

そして、宝石業界の常識では、堆積性オパールはオーストラリアでしか採れないというのが通説でした。

 

私もそう思い込んでいました^o^

 

しかし、ブラジル ピアウイ州で採れたオパールの中に堆積性のオパールが存在することがわかってきたようです。

 

そして、最近ブラジルとオーストラリアの宝石関係者たちが一同に介し、ミーティングが行われているそうです。

 

オーストラリアで採れるオパールの数は年々減少し、その希少性は高まるばかりです。

 

何万年という長い時間をかけて奇跡的に作られる堆積性のオパール。

 

当然その数には限りがあります。

 

ただ、地球というひとつの星でさえ私たちが知っていることはほんの一部です。

 

これから新たな発見があり、これまでの常識が覆されることなんてたくさんあることでしょう。

 

宝石という神秘的でロマンあるれる存在。

 

その可能性は無限大です💎

 

 

というわけで、このオパールのことを便宜的に「Piaui Opal ピアウイオパール」と呼ぶことにします(^_−)−☆

 

そのエネルギーは、ブラックオパールともエチオピアオパールともメキシコオパールとも違った独特のものです⚡️

 

ぜひそのエネルギーに触れにいらしてください(≧∀≦)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です