「コロナ禍」という文字を見ない日はないであろう今日このごろ。
こんなときだからこそどんな「意識」でいるかが大切です。
何をするか、どうするか、何をしないか、何をやめるか、ももちろん大事。
だけど、それ以上に自分が何を見ているのか、自分がどんな状態なのか、に意識を向けることが何よりも大事なことです。
そこの意識が足りないと、無意識に強いエネルギーに引きずられ、自分が思っている現在地と実際の場所が大きくズレいたり、本当に大切なものが見えなくなってしまいます。
「意識」はかなり不確実なものです。
そうしているつもり、そっちに向かっているつもり、そう思っているつもりでも、無意識はそれと全く違った方向に向かい、考え、行動してしまうものです。
認識できている意識(顕在意識)よりも、意識できない意識(無意識・潜在意識)の方が圧倒的にパワフル。
私たちをつき動かすエネルギーはそのほとんどが無意識と言っても過言ではありません。
だからこそ、私たちは客観的な目で自分の位置を、あり方を、状態を見ていないと、自分が思っている自分と実際の自分に大きな隔たりが生じてしまいます。
これからの時代、強いメッセージがたくさん流れ込んでくるでしょう。
強いメッセージは私たちを大きく揺さぶります。
揺さぶられた時に自分の本質が明らかになります。
内に隠していたものが隠しきれなくなる。
特に感情のエネルギーは強い刺激とともに歯止めが効かなくなり、溢れ出すような出来事がたくさん起きます。
これまでたくさん感情を抑制してきた人は、より顕著にそんな場面を体験することでしょう。
そのエネルギーを今までどおりに抑制しようとしたら、客観的な視点はあっという間に失われ、無意識は理屈を超えて暴走をはじめます。
不安なのにその感情を感じないように平静を装って生きてきた人は、不安を隠しきれないような出来事の前でもさらに平静を装おうとします。
そうすると不安のエネルギーに押しつぶされたり、不安を回避するための行動しかできなくなってしまいます。
怒りを抑えて良い人を演じていた人は、怒りたいような出来事がたくさん起きても良い人を演じようとします。
そうすると怒りに飲みこまれて我を忘れたり、正しさで人を攻撃したりします。
悲しみから逃げて生きてきた人は、悲しみの現実があっても逃げ続けるでしょう。
そうすると悲しみの中にいる悲劇の主人公として生きるか、そこから逃れるために現実逃避をします。
「明らかになる」ということには、ネガティブとポジティブの両面があります。
溜め込んでいた感情が明らかになるということは、これまでのやり方ができなくなる、これまでのできたいたことができなくなってしまうというネガティブな面を持ちます。
だけど、自分がこれまで無意識に抑制してきた何かに気づく大きなチャンスになります。
本当の意味での自由を手に入れる最高のポジティブな出来事とも言えます。
自分の内側に眠るエネルギーには、良いも悪いもありません。
自分が良いものと悪いものに振り分けているだけ。
悪いに分類されて閉じ込められた感情エネルギーは、生のまま無意識に蓄積されています。
その無意識が私たちを突き動かしているのです。
そのシステムには何人も抗えません。
自分が望んで悪いに分類し、不要とした感情エネルギーに動かされているのが私たちです。
自由に自然に自分を生きるには、自律的に外側のどんなエネルギーにも左右されない自分を生きるには、自分の内側に眠るそのエネルギー受け入れるしかないんです。
「悪、不要」に分類されて隠されたもう一人の自分を受け入れる。
それがどんなに大変なことかは自分の経験でもよくわかります。
だけど、こんなときだからこそ、今まで見たくなかった自分のドロドロした部分や、弱い部分、悪いところと真正面から向き合うチャンスです。
怖かったら怖い、嫌だったら嫌、不安だったら不安な自分をしっかりと受け止めて、そんな自分を無視しない。
対処には必ず限界があります。
人間の善悪、都合とは全く別の法則で働くウィルスへの対処なんてその最たるものです。
もちろん対処することが必要な場面もあり、それはとても重要です。
ただその対処だけで全てが解決すると考えるのは、人間のおごりでしかありません。
対処は最低限、その上で謙虚に出来事を受け入れることができたら、自然が与えてくれる恵みをより一層受け取ることができるはずです。
その対処を超えた部分が「意識」の領域です。
それは、身体・心・魂の全ての領域と密接に関係します。
そして、目に見えず不確実で微細なエネルギーこの「意識」というものと、微細なエネルギーを放つ存在である宝石(天然石)の相性がとてもいいんです。
宝石は、装飾としてだけではなく不思議な存在として、太古から人間とともに生きてきた稀有な存在です。
こんなときだからこそ、宝石とともに自分という存在に今までと違ったエネルギーを向けてみたら、きっと面白い世界が見えるはずです(^_−)−☆
次回から、「こんなときはこんな石」的なこと書いていきます。