5.99ct ブラックオパールPTリング(^_−)−☆
かなり大粒のブラックオパールですが、高さがないためリングにしても邪魔にならなずオシャレに着けられるリングに仕上がりました。
ブラックオパールは、スイートスポットの狭い石です。
合う人にはこの上なく合う反面、合わない人には何も感じないただの石に過ぎないでしょう。
ブラックオパールは、カラットだけでは語れない個性があり、最近はその石の個性に合わせた名前をつけています。
この石には、「天逆鉾」という名前がつけられました。
日本神話にも登場する天逆鉾。
一説には国つくりに関連しているとも言われる、高千穂峰の山頂に突き立てられた鉾のこと。
イザナギがこの世界を創造する際に、混沌を天沼矛(アメノヌボコ)でかき回し、その矛の先端から垂れた雫が大地を形成した、という神話の天沼矛が天逆鉾とも言われています。
そんな雰囲気を醸し出すブラックオパール。
この石と共鳴する人も只者ではないのは間違いないでしょう。
新しい世界を創造することが可能なほどのエネルギーを持つ人と、それに必要なエネルギーを持つブラックオパールの出会いが、どんな化学反応を起こし、どんな世界が創造されるのかが楽しみになります。
私たちは、自分ひとりだけでは生きていけない弱い存在です。
完全体である魂の源から分御霊(わけみたま)として、自分という個の存在でこの広大な宇宙の中に性を受けました。
宇宙全体からするとその個の力はあまりにも弱く、その存在はあまりにも小さいものに感じてしまいます。
万能である源からから、なぜそんな存在としてこの世界に個として生まれる必要があったのでしょう?
万能である状態では体験できない、弱く小さいからこそ体験できることを体験するためにここに来ているとしか思えません。
万能でありたければ源に帰ればいい。
だけど、個として生きることに一生懸命なのは、ここでしか体験し得ないことを今体験しているからなんだと思います。
弱いからこそ助け合う、小さいからこそ力を合わせる。
能力が欠けているからこそ知恵を使い、それを補う術を身につけ、不完全だからこそ完全であることを目指して成長しようとする。
そのプロセス自体が、個の魂としては何ものにも変えがたい体験なのです。
自分自身の弱さを知り、小ささを受け入れ、欠けていること不完全なところを愛し、他者との関わりを味わうことこそ、この魂が望んでいる最高なんだと思います。
人生のプロセスには何一つ無駄なことはない、とよく言われます。
どんな経験も、最終的に魂の望む体験として受け入れることさえできたら、自分という個としての人生は満足のいくものになるでしょう。
私のところには、自分よりも、誰かのためになるように生きる、何かの役に立つように生きることを優先して生きてきた方が多くいらっしゃいます。
そんな方が人生のシフトの時期を迎えた時、誰かのためではなく、自分のために生きるというテーマが目の前に現れます。
そんなとき、ほとんどの人が口にするのが「何をしていいかわからない」です。
誰かのためになること、役に立つこと、問題解決に取り組むことであれば、自分のやるべきことは瞬時に理解できる。
でも、「自分のために」になると途端に頭が真っ白。
人生の前半は、誰かに喜ばれる、良い評価をされる、リスクを回避することで人生がうまく運び、自分自身の喜びや、満足感も満たされてきた。
だけど、心のどこかで感じる「やり残し感」「不足感」などは、優先順位を後回しにされた過去の自分が発している真の自分の望みにつながる大切なつながりです。
今までの人生では体験してこなかった、ある意味自分の死角の部分にスポットを当てるのはなかなか難しいものです。
長年死角だったんだから、当然そこを見ようとしても何も見えない、頭が真っ白というのも当然のことです。
それだけ真剣に今までの人生を生き、エネルギーを注いで来たのですから。
このリングのオーナーさまも、自分を後回しにして周囲のためにその持てる力を十分に発揮してこられた方です。
だから、彼女が今手にしている現実はとても素晴らしく、これ以上何も望むことはないとさえ感じることでしょう。
だけど、「もっと何かがある気がする」という心の声も聞こえているはずです。
今は明確でなくてもいい、頭が真っ白になってもいい、言葉にできなくてもいい。
ただその心のかすかな声に耳を傾け続けることで、彼女の人生の第二章にふさわしい新しいイメージが湧いてくることでしょう。
ブラックオパールは、彼女のマイワールドを現実世界で形にするためのツール「天逆鉾」として力を発揮してくれることでしょう。
考えるよりも感じる。
ブラックオパールが彼女を新たな世界へと導いてくれることでしょう(^_−)−☆