典型的なピンファイヤーが美しいブラックオパール(^_−)−☆
実物はグリーンが瞬き、星空のような広がりを感じる石です。
一目惚れして仕入れた逸品ブラックオパールです!
この石はオーストラリアの業者さんから直接買い付けたものですが、たくさんある石たちのどれもが生き生きとしていて、産地直送の鮮魚を見ているようで、ウキウキしてしまいます( ^ω^ )
今の時代ネットが発達し、これまで容易に手にできなかったもの、目にすることさえなかったものが、比較的簡単に手にできる時代になりました。
それはとてもありがたいことだし、新たな出会いの機会が格段に広がる心強いツールでもあります。
ただ、そんな時代でさえ、「直接会う」ということの鮮烈さが薄れているわけではなく、逆にその重要性はより強くなっているようにも感じます。
ある意味誰にも直接会わずに生きてはいけ時代だからこそ、直接会う人との縁が大切になってくような。
宝石はどこでも手に入るし、安く買おうと思ったらネット上でいくらでも買えます。
希少なものも、ネットであればある程度探して、手にできます。
宝石をただの物として扱うのであればそれで全然okだし、ある意味賢い選択なのかもしれません。
でも、それが生き物だとしたら、人との出会いだとしたら・・・
やっぱり、「直接会う」がとっても大事だと感じると思います。
私が宝石を仕入れる際に重要視しているのは、石のエネルギーと値段。
それは当然です。
でも、それよりも重要視しているのは、石を売ってる人のエネルギーなんです。
簡単に言えば、いいエネルギーの人からしか買わないということです。
宝石業界って、胡散臭いエネルギーが渦巻く業界で、宝石の純粋な美しいエネルギーの周囲には、人間のドロドロエネルギーが付きまとっていることが多い世界なんです。
その中から、純粋なエネルギーのものを探し出すのは結構骨が折れるものです。
業者はいっぱいあるし、宝石もたくさん流通している、だけど・・・
このブラックオパールをオーストラリアから持ってきて下さった業者の方は、オーストラリア在住の日本人の方。
今回は、ちょっとゆっくり石を見る時間があったので、彼とも宝石談義で盛り上がったんですが、やっぱり素敵な方でした。
もともと宝石が好きでこの業界に入ったわけではなく、語学留学でオーストラリアに渡り、偶然アルバイトとして訪れた会社がブラックオパールを扱う会社だったそうです。
そして、その後オーストラリアに住み着いてしまうことになるわけですが、「たまたまなんです。」と語る彼の話は、たまたまではなく彼の人柄がそう導いてきたことを伺わせるものでした。
その面接で、その会社の社長から、「砂糖がなかったから、買ってきてくれる?」と言われ、お使いに行かされ、買ってきたのはブラウンシュガー。
社長に「何で、この砂糖を買ってきたんだ?今までこんな砂糖を買ってきた奴はいなかったぞ。」と言われ、「いや、コーヒーに合うかと思って・・・」と答えたのが始まりで、その社長とは、別な会社に移った今でも家族ぐるみで付き合っているそうです。
その会社では、一年くらい働いて日本に帰国するつもりだったそうですが、一年後、その社長から、「永住権を申請するから、会社に残ってくれ」と言われたことから、オーストラリアに住むということを選択したとのこと。
たまたまといえばたまたま、でも、彼だからこそそうなったとしか思えないその流れ。
彼の裏表のない安心感と、気遣い、その信頼感と安心感は、それまでの彼を知らなくてもその存在感から漂ってきます。
そんな彼も、たまたま出会ったブラックオパールが今では大好きなものになっていて、私たちが嬉々として石を選んでいる姿を見て
普段、ブラックオパールをただの商品としてしか見ていない人と商談することが多いので、こんなに楽しんでくれて、褒めてくれて嬉しいです!
いつもは、石のことよりも、値切りの話がほとんどなので、純粋にブラックオパールに興味をもってもらえて、その話ができるなんて新鮮です。
とおっしゃっていました。
こんな方が扱っている石だから、みんな輝いて、イキイキとしているはずです( ^ω^ )
宝石との出会いと、人との出会いは同じ。
今度はこの石が誰に出会って、どこに嫁いでいくのかを想像するだけでワクワクします(≧∀≦)