パパラチアサファイヤ(^_−)−☆
サファイヤは、コランダムという鉱物の仲間です。
コランダムには様々な色の個体が存在し、その多彩なラインナップだけでも宝石を堪能できます。
赤を発色するものはルビー、青を発色するものはサファイヤとして特別な名前が与えられています。
そのほかにも、ピンク、オレンジ、グリーン、イエローなど多彩なコランダムが存在します。
宝石の業界では、それらをファンシーカラーサファイヤと総称しています。
その中でも特異な存在が、ピンクとオレンジの中間色を発色するサファイヤ、パパラチアです。
ピンクとオレンジの中間色は、蓮の花の色を思わせ、仏教と宝石の国スリランカでは、キングオブサファイヤと呼ばれ、サファイヤの中でも最も位の高い存在として扱われます。
スリランカの言語シンハラ語で、蓮の花を意味する「Padparadscha パパラチア」。
泥の中に美しい花を咲かせる蓮。
その姿に心を洗われ、多くの人を魅了してきたように、パパラチアも私たちを魅了します。
そのパパラチアも、オレンジ寄りのものからピンク寄りのもの、輝りの強いものから弱いもの、色の濃いものから薄いもの、透明度の高いものから低いものまでさまざまな特徴を持ったものが存在します。
自分に合うパパラチアに出会えたら、ぜひ手にいれて欲しい希少石のひとつです。
1.005ctパパラチア
これぞパパラチアというど真ん中の色。
透明度が高く輝りも美しいパパラチアです。
1.08ct パパラチア
オレンジ寄りのパパラチア。
色が濃く、重厚なエネルギーですが、美しい輝りが軽やかさも醸し出します。
0.567ct パパラチア
濃いピンク色とオレンジが見事にマッチしたパパラチア。
インクルージョン（クラック）のあるパパラチアですが、強い光、その存在を感じさせないどころか、個性として魅力に変えています。
0.495ct パパラチア
赤みの強いピンクが特徴的なパパラチア。
プリンセスカットがこの石の力強さをより引き立てます。
0.65ct パパラチア
ピンク寄りのパパラチア。
可憐で可愛らしいけど、内に秘めた強い意思を感じるようです。
同じパパラチアだけでも、かなり個性の違う石が存在します。
あなたに合うパパラチアはどんな色でしょう(^_−)−☆